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餅は餅屋、でも一度やってみると見える世界がある

「餅は餅屋」昔からあるこの言葉は、専門のことは専門家に任せるのが一番という意味です。
確かに、その道を極めた人の技術や効率には、素人は到底かないません。

でも——
一度だけでいい、その仕事や作業を自分でやってみると、そこに隠された“とてつもない大変さ”や“職人の工夫”に気づくことがあります。


たとえば美容師の私にとって、自転車の整備は専門外。
やってみる前は「時間をかければできるだろう」と軽く考えていたのに、いざやってみると予想外の工程の多さや、失敗しないための段取りに驚かされます。
同時に、「こんな作業を短時間で仕上げてくれてたのか…」と感謝の気持ちが湧いてくる。


経験してわかるのは、大変さだけではありません。
その人たちがどれだけ工夫を重ね、効率を磨き、時には失敗を乗り越えてきたか。
その蓄積の上に、あの軽やかな仕事ぶりがあるということです。


そして不思議なことに、自分でやってみた経験は、その後のコミュニケーションを変えます。
「すごいですね」という言葉が表面的なお世辞ではなく、心の底から出るようになる。
これは机上の知識だけでは絶対に得られない感覚です。


餅は餅屋。
確かにそうです。
でも、一度自分で餅をついてみることで、餅屋のすごさが何倍にも感じられる。
そしてその気づきは、日常のあらゆる場面で「ありがとう」という言葉を増やしてくれる。


感謝は、体験から深まる。
だからこそ、時には専門外の世界に足を踏み入れてみることが、人生を豊かにする近道なのかもしれません。

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